山本和弘選手レースリポート J1富士見XC#5

約2か月ぶりとなるJシリーズ第5戦に参戦してきた。結果は2位。今年前半戦ともにデッドヒートしてきたMERIDA斉藤亮選手が独走優勝。今回ははじめから1度も絡むことなく先行を許す形で負けてしまった。自分の優勝を信じて最後まで応援してくれた応援団、サポーターの皆には心から感謝したい。
今回のコースはこれまでのコースと約半分が変わりとても新鮮な気持ちで走る事ができた。平坦基調で踏み込む場所と、テクニカルな箇所が入り組みバランスの良いコースだと感じた。高速な展開になるとイメージしながらコース試走を繰り返した。レース当日、午前中に雨が降りコースが若干湿っていたが路面が硬くしまり走りやすい状態でレースが行われた。
スタート時間は12:45。秋を感じる涼しい気温の中レースがスタートした。スタートは荒れた路面でペダルキャッチがうまくできずに後退する形でレースが始まった。25番という声が聞こえたが焦ることなく自分のペースで前を追っていった。1周目はとにかく前を追って走る事に集中していった。先頭を見れば、斉藤選手がペースを上げているのが確認でき単独走行しているのが見えた。まずは追い付くためにプッシュする走りを続けた。1周目4位でクリアし、そのまま2周目に突入していった。順調に詰まる先頭との差に今後の展開を考えながらレースを進めていった。
しかし、コース中盤のロックセクションでバランスを崩し、サドル前面に体重が集中した結果サドルが前下がりになるというトラブルを負ってしまった。自分の余裕の無さが生んだ結果である。この時はまだ差が少なくなる感覚があったので、レースをそのまま続行していく事を決意した。3周目4周目とレースを進めるうちにフォームが決まらない事で呼吸が乱れ、先頭の差が開いていくのが確認できた。テクニカルゾーンでのピットストップも考えたが、止まることでのタイムロスを自分の中で受け入れられなくレースを進めていった。このレースのためにやってきた事への自信があるので勝つ事へのイメージを持ち続けて走っていったが、思うように走れない事で意識する事がどうしても自分の中に向けられていった。広い視野、広い考え方ができない状態になっていた。そんな中コース脇の信頼できるサポーターからの的確なアドバイスが心の支えとなり、身体の中からパワーを出すことができた。レース後半先頭の差が広がる一方だったので、ピットに入る事を強く考えたがそこからの追い上げに使う気力が湧いてこなかった。そのまま最終周に入り、この時出来る全力で最後まで走り続けた。身体は出し切ったが気持ちの面ですべてを出し切ることのできなかったレースとなった。終わった事への振り返りはここまでにして次の勝利のために時間を使っていきたいと思っている。
今回のレースはコース脇からの信頼できるサポーターのアドバイスが各所で活かされた事がとても印象に残っている。レース中に走るラインを変えたり、アドバイスの中からヒントを得る事ができた。客観的視点を取り入れる事の重要性を今回のレースでは感じ取ることができた。今回優勝した斉藤選手のサポーターも必死になって優勝を支える声援をしていたのが印象に残っている。今回はその裏に隠された声援に応戦する事ができなかったが、今度はそれをも力に変えて圧倒的な力で勝ちたいと思っている。
会場で最後まで応援してくれた応援団の皆さん、そしてスポンサー、サポーターの皆さんには感謝しています。引き続き勝利を求めて活動していきますので応援&サポートよろしくお願いします。
 



使用機材

バイク:

CANNONDALE

FLASH29er Mサイズ

サスペンション:

CANNONDALE

LEFTY 29er 100mm XLR

チェーン:

KMC

X10SL

チェーンオイル:

EVERS

CARBON CHAIN SPRAY「DRY」

サングラス:

ADIDAS

「Evel eye Halfrim Pro」

タイヤ:

MAXXIS

F&R 「IKON」29×2.2  前1.6bar,後1.7bar

ヘルメット:

BELL

「VOLT」

ブレーキ

MAGURA

Marta MT8

ペダル:

VP ONE

サドル:

FI’ZI:K

TUNDRA

ハンドル&プーリー KCNC

ホイール:

NoTubes

NoTubes ZTR 29er RACE GOLD(KAZU Special)

ボディーメンテナンス:

COMPEX

インソール

CONFORM’ABLE

グローブ&ソックス

SUGOi

シューズ

MAVIC

フーリー

バイクキャリア

PIAA

TERZO

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