これまで、8〜10速から11速に変わったロードのコンポでは、ハブのフリーボディ幅が1.85mm広がったことから11速対応のハブ(ホイール)を用意する必要が有りました。
スプロケット(ギア)のロー側スパイダー(付け根)の部分を1.85mm削って(フライス盤で正確に切削)、自己責任で10速用ハブに11速ギアを入れる方法も有りました。
シマノが推奨しないのはロー側でチェーンがスポークに当ってしまう危険が有るからです。
(下図参照)
図を使って説明します。どこを探してもこのような図が見つからなかったので、自作の図ですので少々見にくいのはご勘弁を・・・。
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ロー側(最大ギア)が40TとなったMTB11速M9000では、1.85mmローギアを内側に寄せても、
スポークが遠い部分なので当たる危険が無く、従来の10速用ハブ(ホイール)に装着出来るようになったのです。
(下図参照)
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